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DALI

ハーレーダビッドソン静岡

Modello :FORTY-EIGHT

BUILDER:竹田和平(TAKEDA KAZUHEI)
IDEA:渡辺廣彬(WATANABE HIROAKI)

20代の中盤に差し掛かった程度の青年が、静岡の地で自動車整備会社を開業した同年、アメリカでは「ショベルスポーツスター」が発売され人気を博した。日本ではまだ戦後間もない60年もの過去の出来事である。その後も根強い人気を誇っているXLモデル達と私たち「渡辺モータース(ハーレーダビッドソン静岡)」の2つの歴史が折り重なる時、奇しくもXL1200Xをベース車両とする今回のBattle Of The Kingsの開催に、一層身が引き締まる思いがした。
カスタムプロジェクトに際して、元型イメージとして定めたかったことは、何よりもまず「無駄を削ぎ落としていく」ということだ。その工程で2018年モデルの新作パーツに「BRASS」コレクションが加わったことでカスタムイメージがはっきりとした。真鍮の無駄の削ぎ落とされたファクトリー&オールドスタイル、そして高級な印象も持ち合わせる落ち着いたゴールドカラー。純正パーツの軸としてこれを採用することとした。
現行モデルでは現在販売されていないが、未だ高い人気のスプリンガーフォークを組み込むことでオールド感を演出。しかし、ただ「クラシカル」なイメージのみで終わらせたくはなかった。そのため2016年よりマイナーチェンジした9スポークホイールのブラック&クロームのコントラストに合わせ、フロント周りはエッジカットのハンドグリップ、ヘッドライトグリルを。ディテールをブラック塗装することでヤングアダルトにも高く支持されている、切れのあるダークカスタムな仕上がりとなった。
タンクデザインは触覚的にも真鍮に限りなく近づけるようデニム仕様での製作を依頼。こちらもシンプルなデザインを心掛けることで全体の統一感を意識した。ショートリアフェンダー加工、ベルトドライブカバーを一切外し、よりシンプルに仕上げた。
そして今回、最も苦心したのはショートジョッキーシフト加工、フットクラッチ化の施行だった。限られた予算の中でクラッチ移設を行うのに、ワイヤーをどうすればそのまま使用できるか。様々議論した結果、敢えてフロントフレーム中間位置にターンシグナルステーを組み込むことでワイヤーの歪曲線を違和感なく移設できた。その工程のゆえに、フロントターンシグナル移設には若干の溶接加工を施すに至った。

それは例えば1940年代であっても、あるいは1970年代であっても表現の可能な言葉なのだが、結局のところ私たちが目指したのは「伝統と革新」という一点にある。前衛的な芸術にしばしば「過去のブリコラージュだ」と批評されることがあるのだが、真の伝統は不思議にも、私たちを常に新しく魅了してくれるものだ。「JAPONISM」の流れの中で、ヨーロッパを中心に日本の「KIMONO」が美しいと評されるように、「KABUKI」が未だ広く親しまれているように、「温故知新」、私たちが理想としたものもまた、それらに向き合う態度のことなのである。
 こうして完成したカスタムバイク「DALI」。未だ出会ったことのない遠くの他者に感動を届けたいと願って、私たちはそれを製作した。そうであるのならば、最も近くにあるもの(それゆえに容易には目前に見えてこないもの)自らの心と向き合う必要があった。そして心を込めて創作したものだけを、世に提示しなければならない。そうでなければ、どうして誰かが私たちを見てくれるだろうか。
 

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